シードの消しゴム工場見学「消しゴムができるまで」
Radar消しゴムイメージ

日々何気なく使う、勉強に欠かせない文房具、消しゴム。
このページでは、消しゴムがみなさんの手元に届くまでの、



ものづくりの現場を、わかりやすく解説します。

消しゴムの製造工程

01原料を配合する

原料を正確に量り取り、かくはん機の中に投入します。
消しゴムという名前ですが、実際皆さんがよく使っている商品のほとんどは「ゴム」ではなく、プラスチックでできています。

主成分となる「ポリ塩化ビニル」に「可塑剤」と呼ばれるプラスチックを柔らかくする成分などを配合することで、書いた文字をしっかり消せるようにちょうどいい柔らかさになるのです。

原料を配合する

02よく混ぜ合わせる

準備した材料を「かくはん機」という機械で熱を加えながら均等に混ぜ合わせます。ムラができないようていねいに。仕上げたい硬さにあわせて混ぜる時間や温度を調整します。色や香りを付ける場合、この段階で混ぜ合わせます。

加熱した後の柔らかさの加減が、いい消しゴムに仕上げるポイント。外気温によっても微妙に温度が違うので機械で同じ設定というわけにはいきません。この硬さ具合は触って覚えるしか無く、最後は熟練スタッフの感覚が頼りになります。

よく混ぜ合わせる

03形を整える

仕上がる消しゴムの計上や大きさによって次の3つの方法で整形します。

圧縮成形

圧縮成形

混ぜ合わせた原料を板状の型に流し込み、上から押さえて圧縮します。一般的な四角い消しゴムの生産に適しています。

押し出し成形

押し出し成形

細長い形状に仕上げる消しゴムは、金型をつけた機械の細い口から押し出して作ります。金太郎飴のような作り方ですね。

射出(しゃしゅつ)成形

射出(しゃしゅつ)成形

変わったカタチの消しゴムの場合は、金型を作り流し込んで固めて作ります。鯛焼きを作る方法と同じです。

04切る

押出し整形や圧縮成型で形作られた消しゴムを、普段使っている大きさに仕上げるため裁断機(さいだんき)を使って切ります。

切る

05仕上げ

一つ一つスリーブ(巻き紙)を取り付けたりフィルム包装し、ケースに詰めて製品として出荷されます。

仕上げ

工場以外の、いろいろな部署(一部紹介)

企画課

企画課

消しゴムの未来をデザインする部門。市場のトレンドやユーザーの声を取り入れ、アイデアを形にするプロフェッショナルたちが集まっています。新しい素材やデザインを取り入れた企画を通じて、「使いやすさ」と「楽しさ」を兼ね備えた製品を次々と生み出しています。

研究課

研究課

高品質なシードの消しゴムの裏にある科学の力。研究開発課では、消字性能の向上や環境に優しい素材の開発に日々取り組んでいます。技術革新と持続可能性を両立させることで、「消す」という機能にとどまらない新しい価値を提供しています。

営業課

営業課

お客様との信頼をつなぐ架け橋。営業部は国内外のさまざまな市場で、当社の消しゴムを必要とする方々に製品を届けています。製品の特長をわかりやすく伝え、顧客ニーズに応じた提案を行うことで、長期的なパートナーシップを築き上げています。